穿刺介助ロボット「maître」

少子高齢化や過疎化などで
地方医療では、医師・看護師をはじめ医療スタッフ不足が深刻化し
地域課題、社会問題になっています。
こうした中で医療業界では、人材育成の強化やシステム化が早急の対応が求められていますが
CREATIVE HOUSEでは、こうした問題に対して
AIを活用した問題可決に取り組んでいます。

この中の一つに
医療スタッフのいち日常業務である採血や点滴、ブラッドアクセス確保業務をサポートするロボットの開発事業です。
これらを行うには静脈穿刺が必要だが
臨床では患者の静脈が見えにくく穿刺が難航することも多々あります。
患者様はもちろん、医療スタッフの心身的なストレスも大きく
ここを解決する事ができれば、かなりの労働力負担を減らす事ができ
更に、はじめはロボットを補助的に用いた穿刺は
不安感が強いものの、数mmの誤差もないロボットを使ったほうが
精度が高く患者のストレスも解消する事ができる。

現在進めているプロトタイプはあらゆる既存注射針に対応可能で
医療スタッフが針のセット等の準備を行い、患者が手を所定の位置に差し出せば、10秒〜20秒で血管穿刺が完了する。

穿刺ロボットの課題点として
どのような状況でも血管穿刺ができるようにすることが大きな課題ですが
患者の部位ごとの血管エコー画像を 3万枚以上を集め
デモでの実験を 500回以上行い、成功率は96％以上と高い精度を実現しております。
また、常に繰り返しディープラーニングを行う様にプログラミングしてある為
使えば使うほど、精度は向上し、毎回穿刺を行う透析などに関してはあらかじめ血管を学習させる事でかなり高い精度で
穿刺が可能になると考えております。
AIに加え、赤外線静脈検知、エコー画像誘導ナビゲーション、力覚センサーなど他のセンサー等と連携させる事で
ほぼ失敗のない安全な穿刺ができる技術の開発を進めております。
今後これらのデータセットを用いた開発を進めて参ります。

今後、医療機器メーカーと連携し
臨床試験・承認を目指しております。
ロボットの販売やレンタルを柱とした事業を計画し
高い精度と安全性を実現し市場投入が成功すれば
看護師の負担軽減や患者の安全性向上に大きく貢献する可能性がある。
ロボットの量産体制の構築や、新たな用途への開発が加速し、血管穿刺ロボットの普及し
将来的に、ロボットのコストが下がれば
社会貢献プロジェクトとしロボット本体を無料で貸し出し
消耗品の販売で収益を挙げるモデルに切り替える可能性も考えております。
早期実現の為の投資家、政府機関、賛同企業様、パートナーシップを頂ける病院・クリニック様を
随時募集しております。